おもしろい漫画を読みたいけれど、何かないかな?
ふんわりとした理由で、漫画を探す人はけっこう多いんじゃないかと思います。
Twitter漫画を含め、WEB漫画という媒体が流行りだして、漫画を世に出すという敷居は格段に下がりました。
その結果、自分にとっておもしろいと思える漫画を探す手間が増えたなあと感じました。
頼りになりそうでならないキュレーションアプリやニュースアプリは、集客のために片っ端から新連載や無料漫画の紹介がなされていて、おもしろい漫画に出会える確率は低いです。
そうじゃないんだよなぁ
と思いつつも、私は片っ端から目を通すようにしています(暇人)
他にも、紹介サイト、ランキング、発行部数、書店、レビューの評価、YouTuberの紹介、wikiなどを駆使して、日々、おもしろい漫画がないかと探っています。
ですが私だけの力では限界があります。
雑誌だけでも数えきれないほどあるのに、漫画アプリやWEBサービスまで含めると、その数の多さに驚きます。
漫画大国である日本において、すべての漫画を個人が把握することは不可能に近い
それでも私は、一冊たりともおもしろい漫画を逃したくないと思っている欲張りなので、どうすればより効率よくおもしろい漫画に出会えるかを日々模索しています。
この記事では、そんな私なりの漫画に対するアプローチ方法、またどの方法が良かったかなどを紹介するものとなっております。
安定を取るならば、売上発行部数が確実
もっとも無難な選び方として、売上発行部数という指標があります。発行部数が伸びてる作品には、やはり売れている理由があるのです。
多くの人間に受け入れられる作品には、それだけ多くの魅力が詰まっています。
この選び方は、絶対に失敗したくない安定志向の人に向いているでしょう。
売上発行部数は、ほとんどの場合が巻数をすべて合わせた総発行部数になっています。その方が数字も大きくて目立つから当たり前ですね。
数字を明らかにしたくないけれど、売れてるアピールされている場合は、重版とか増刷などの言葉が使われます。
私の経験から言うと、総発行部数100万以上か、平均発行部数10万以上が一つのラインだと考えています。
発行部数 / 出ている巻数 = 平均発行部数
例) 発行部数100万 / 既刊10巻 = 平均10万部
このラインを越えていれば、ほとんどの人にとって、おもしろいと思える漫画の確率が高いです。アニメ化をするかどうかのギリギリのラインでもありますから、映像化も期待できますしね。
新作の場合は情報が出るまでに時間がかかるので、この方法は使えない
運命を求めるなら書店
書店に行くとその書店の店員さんがオススメしている作品コーナーがあったり、新作コーナーがあったりと、偶然による出会いがあります。
また書店は独特の雰囲気があって、あの空間にいるだけで楽しいです。
私は雰囲気が好きで、目的もなく書店に立ち寄ることが多いです。
また、漫画だけではなく雑誌や、小説、ビジネス書、自己啓発本など、普段自分が興味をもっていない分野などの本とふれあえる機会も生まれるのでオススメですね。
ただし、行くまでの手間や時間を考えると、めんどくさいと思う人もいるかもしれません。
ブログで紹介されているランキング
こちらは、どういった人に向けて書かれているかどうかで変わると思います。
ある程度有名な作品は読んでしまったという人にとっては、役に立たないことがほとんどです。アクセスを稼ぎたくて、有名タイトルを入れてるだけということも多い印象です。
年代別、ジャンル別など、しっかりと細分化されていないと、知ってる作品だらけで新鮮味がまったくないです。
なので、ランキングがどういった人に向けて書かれたものなのか、それが明示されていない場合はまったく価値がないと言えるでしょう。
私もたまに見ますが、一位や二位がワンピース、ドラゴンボールだった場合、げんなりします。確かにおもしろいんだけど、それはもう知ってますとしかなりません。
マンガ選考サイトを使う
現在、有名なマンガ選考サイトは以下の三つがあります。
- マンガ大賞
- 次にくるマンガ大賞
- このマンガがすごい!(WEB)
それぞれ特徴がありますが、新作や話題となっている作品が多く選出されるので、とても参考になります。
マンガ大賞
(出典:https://www.mangataisho.com/)
こちらは、マンガ大賞実行委員会が行っていて、選考員は実行委員が直接声をかけたマンガ好きの有志たちです。
書店員をはじめとするさまざまな職業の方が、持ち寄った作品で選考がされます。
選考基準は、キャラクター性やストーリー性がかなり重視されていて、文学的な側面なども審査基準になっているのかなと思いました。
漫画として、あるいは一種の芸術品としての完成度を見られているのでしょう。
エモいやつが上位入賞しやすいイメージです。そういう作品を読みたい方にはオススメです。
次にくるマンガ大賞
こちらはポイント制になっていて、ユーザーが選考するサイトとなっています。
シリーズ既刊が5巻以内の作品に限ると書かれているとおり、新作が入りやすいので、なかなか良いですね!
私は、三つのサイトの中で一番信頼できると思っています。
このマンガがすごい!(WEB)
宝島社の編集部が運営するマンガ情報サイトです。
情報量が多くて、雑誌を読んでいるような気分になります。
どちらかというとキュレーションやニュースアプリに近い取り扱い方をしているイメージです。扱ってる作品が雑多でノイズが多い印象でした。
私は参考に見るくらいで、あまり使っていません。
掲示板の漫画紹介スレ(まとめ)
こちらは定期的にスレが上がっていて、情報共有の場として使われています。
かなりの確率で、掘り出し物が見つかります。
さすが、こういう場所にいる人というだけあって、新連載を含めて網羅率がすごいです。
次にくるマンガ大賞よりも、察知が早いので新連載を雑誌で追いたい人や、WEB媒体の新連載を読みたい人にオススメです。
ですが探すという手間があるので、掲示板に耐性がない人には難しいかもしれません。
類似漫画検索
ある程度、読みたいジャンルの作品が決まっている人にオススメできるサイトです。
○○みたいな作品が読みたいという人に向けて、作られたサイトなので、近い作品を見つけやすいです。
ただ、既刊の作品に限るので単行本が出ていない作品は見つかりません。
サイトはこちらです。
自分と合う最高のインフルエンサーを見つける
おそらくですが、これが最強だと思います。
自分の価値観や、おもしろいと思う作品が似ていれば似ているほど、そのインフルエンサーが厳選してくれた作品は、おもしろいと思える確率が高いはずです。
私は、この最高のインフルエンサーに出会えていません。
そう簡単に出会えるわけはないんで、仕方ないですけど、いつかそういう人に出会えたらいいなと思いながら、日々、漫画の発掘に勤しんでいます。
また情報を発信する立場でもあるので、私が誰かにとっての最高のインフルエンサーになれたら良いなと思っています。
おもしろい漫画を探す方法のまとめ
いかがだったでしょうか。
おもしろい漫画というものは、人の趣味嗜好で変わるなんてことは百も承知です。
なので、どういうアプローチをすればおもしろい作品に巡り合うことができるかが重要なのです。
ただ、売上発行部数は偉大だと思います。
よほどのこだわりがない限り、大多数の人間がおもしろいと感じる漫画は、自分もおもしろいと思えるものです。鬼滅の刃やSPY×FAMILYを読んで確信しました。
そういう作品をおもしろいと思えない人は、一般人と感性が違うということを理解して、別のアプローチをすれば良いと思います。
また、有名な漫画を読むことのメリットは、コミュニケーションに使えるという利点もあります。読んでる人が多ければ、それだけ漫画の話がしやすいというわけですしね。
おもしろくなくても、おもしろかったと言ってる人と、何がおもしろいのか、おもしろくなかったのかなどと、ああだこうだと漫画談義するのも盛り上がれると思います。
それでは、皆様により良い漫画ライフが送れることを祈って、ここらで失礼いたします。