「星野、目をつぶって」面白くて人気もあったのに、なぜアニメ化されなかった?

「星野、目をつぶって」は、最終巻13巻発売の時点ですでに累計発行部数100万部を突破していて、文句なしにアニメ化できそうな内容にもかかわらず、なぜアニメ化しないのかを作品の紹介も含めて考察したいと思います。

星野、目をつぶって、ってどんな漫画?

2016年4月6日~2018年7月11日まで週刊少年マガジンで連載されていたラブコメです。正確に言えば、ロマンティック・コメディというジャンルの作品です。
作者は2020年9月に新連載を控えていらっしゃる永椎晃平先生です。

元々は、別冊少年マガジンにて「放課後ソードクラブ」を連載されていたようです。こちらの作品はまだ未読ですが、三巻で完結されていて手頃に読めそうなので、新連載までに読んでみたいと思います。

ストーリーを要約すると?

美術部所属の根倉でめんどくさがりの小早川(主人公)が、星野(ヒロイン)というギャルのとんでもないすっぴんを見てしまったことをきっかけに星野とつながりを持ってしまう。そのつながりによって、自分の中で諦めていた人とのつながりを取り戻し変わっていく話

ライトノベルの原作でもあったのかなと思えるほど、ストーリーの構成がしっかりしていて、まさに青春ラブコメのお手本のような作品でした。最後の終わり方が、一部の人たちに合わなかったようで、打ち切りではないかとささやかれましたが、永椎晃平先生も打ち切りではないという反論ツイートでおっしゃっていたとおり、読めば打ち切りでないことはわかります。

作者は永椎晃平先生はマガジンの新人さん!?

永椎晃平先生は、まだ「放課後ソードクラブ」という全三巻の漫画の連載経験しか持っていらっしゃらない方です。ですが、その領域はすでに完成されているレベルに達していると言われています。マンガ大賞の発起人でもある吉田尚記さんが、大絶賛されておりました。

確かに、文字数が大いにもかかわらず読みにくいと感じたことはありませんでしたし、時折はさまれる大きなコマ割で繰り出されるワンシーンは、とても惹かれるものがありました。

女の子の可愛さもさることながら、構成、演出の面においても新人とは思えないほどの実力をお持ちだと私も思いました。

新連載もさっそくかわいい女の子なので、絶対読みます!

漫画が面白くて人気もあるのになぜアニメ化しなかったか

まずアニメ化される流れとして、出版社がアニメ化を打診する場合と、制作会社が出版社に企画を打診する場合があります。これを踏まえて可能性を探っていきます。

作者である永椎晃平先生が断ったから?

話は来ていたのかもしれませんが何らかの理由で、永椎晃平先生が断った可能性があります。私の考えでは断る理由が思いつかないので、この可能性はかなり低いと思います。

制作会社から話が来なかった、あるいは?

これだけ人気にもかかわらず制作会社から話が来なかったとするなら、アニメとして魅力を出せないと判断されたか、あるいは週刊少年マガジン同時期の作品である「五等分の花嫁」が、すごい伸びていた時期だったので、そちらに機会が流れた可能性があります。

累計発行100万部ではアニメ化できない?

「星野、目をつぶって」は、13巻の時点にて累計100万部突破でした。巻数平均にすると、約7.7万部です。正確な基準はわかりませんが、出版社がアニメ化の打診をする基準に届いていなかったのかもしれません。最近のマガジンのラブコメがアニメ化した例を出すと、「五等分の花嫁」が1000万部、「彼女、お借りします」が500万部と、「ランウェイで笑って」が200万部と、かなり数値に差があります。

まとめ

私の個人的な予想になってしまいますが「星野、目をつぶって」は、作品としてはとても良い作品だったので、何かしらの形で映像化される可能性はあると思っています。実写ドラマ化とかすごいやりやすそうですし(笑)

最後に早見沙織さんが送るCMのリンクおいて、締めたいと思います。